7月

2度の雨天延期を経て
やっとやっと決行となったお山詣りは
偶然にも大峰奥駆修行と同じ日
内容は違いますが、蔵王つながりということで
よき日だったと思います

山形県側の熊野岳に通じる蔵王古道と
宮城県側の刈田岳に通じる蔵王古道
馬の背を繋ぐと
蔵王山を越えて結ぶことができます

延期となった期間に宝沢の蔵王大権現様に
ご挨拶させていただいたり、
部分的に下見できたりしたので
延期に意味もあったのかと

山形県側の古道は
東沢古道保存会さんのHPより
蔵王古道宝沢口詳細地図を参考にさせていただきました

遠刈田温泉に車1台を置いて、もう1台で宝沢口へ移動
AM3時に歩きはじめたため
写真は明るくなってからのです


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陽がさしたのは三合目にあたる『 唄の沢 』
素敵なネーミングだけど、実は悲しみの声

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四合目の『 不動滝 』
立派な滝でした

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『 独鈷沼 』は五合目
瀧山から下見に来たときは雨だったので
一際美しい ( 雨も良かったけど )

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前回、マイヅルソウの花がたくさん咲いていたので
実になる頃を楽しみにしていました
周囲の草が茂り、隠れぎみ

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懺悔坂付近からは月山や瀧山が見えます

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地蔵尊まで来ると、登山者の方もちらほらといらっしゃいました

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蔵王古道の地図によると地蔵岳 ( 地蔵山 ) は
山頂ではなく巻道を通っています。
疑問でした。
そこで、以前撮影していた古地図を確認すると
山頂への道がなかったようです。
峠越えが目的なので、そちらの方が歩きやすかったのかもしれません

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ご一緒させていただいたOさんは宮城蔵王のガイドさんで
蔵王古道の会(宮城県)の先達さんでもある
全行程、地下足袋で歩き通しました ( すごい )

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もうすぐ熊野岳山頂

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オノエラン

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見慣れた景色が新鮮に感じる

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蔵王古道Tシャツ披露
久しぶりに着たらTシャツが大きくなっていました

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駒草保護のためロープが張られていますが
お釜と駒草が一緒の写真におさまる場所も
作られてあります。親切です。

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およそ6時間30分歩いて辿り着いたお釜
格別です

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そして 刈田岳

ここからはOさんが整備してくださった
宮城蔵王の古道を下ります

蔵王古道の会HP

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何度か歩いているので写真は少なめ

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15時30分 刈田嶺神社里ノ宮へ


暗いうちに歩き出したので、
はじめての道がよくわからないままに通り過ぎてしまいました
しかし、ロングコースなので早出は必須
明るい時間に山形県側だけ歩く機会が
また訪れると思います。

山形蔵王、宮城蔵王、それぞれ古道を
大切に維持されている方々のおかげで
消えずに続く『 道 』
昔は命がけだったかもしれない峠越えですが
歴史や古人を偲び、石碑で手を合わせながら歩く
そんな落ち着いた現代の山旅を
させていただきました



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別日
明るいときに撮影しました

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蔵王権現塔  『 宝沢登山口 』  

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生別れ地蔵 『 一合目 』