今回の山は藪(やぶ)がすごくて、雪のある季節でないと登りにくいということでした。

私は、「 藪ってどういうの? 積雪の上を登るって? 」  というほどのレベルです。

わからないことが多いほど、それを知ると経験が豊富になった気がします (^_^)

山想会に提出する感想文です。

山想会初の安達太良・前ヶ岳チャレンジです。
前ヶ岳は藪が激しくて夏道が確認出来ないため、積雪を利用して頂上を目指します。
しかし、今年は雪が少ない上にこの日は雨。全員そろった白石インターで「本日は中止、解散」の決定が出てしまい、それも仕方のない状況でした。Kさん号は仙台へ戻り、ナカシ~号は先輩3名と登山口を偵察しに行くことにしました。
ところが幸い登山口へ着いたら雨は上がり、AM9:00行けるところまでのつもりで出発!なにしろ先輩方も初めての山なので地図とコンパスを使いながら進んでいきます。私にとってはコンパスも初めてなので、使い方を教えていただく良い機会でした。思った通り雪は少なかったのですが、藪も歩けないほどではなく、途中まではつぼ足で進めました。900m近くからは輪カンを付けたり外したり。ラッセルを交替しながら、先頭を歩く良い経験も出来ました。
人が入らないと思っていた前ヶ岳でしたが、ところどころに目印が付けてありました。
頂上付近は傾斜が急で、しかも這い松の重なった枝に積雪しているため足が枝と枝の空洞に落ちてしまいます。ずっと緩やかな斜面からやっと登山らしくなりました( と、余裕の発言 )。
PM12:15登頂。岩や石のゴロゴロしている頂上でした。
霧雨が出てきたので、ゆっくりもしていられません。地図とコンパスで方角を決めPM12:40下山開始。やはり頂上付近は足が積雪の中に落ち、輪カン装着。登り下り共にTさんもMさんもサクサクと進んで行き、経験豊かな貫禄で憧れます。私は転んだり滑り落ちたりまるでギャグマンガのような動きでした。そういえば私たち『 樹氷を観る会 』でも輪カントリオだったのです(他の皆さんは山スキー)。途中、雪が少なくなりコース を変更しながら沢に沿って進みました。水の少ない沢の底から見る光景はとても幻想的な世界です。
急な斜面はあっという間に過ぎ、あとはほとんど緩やかで楽なはずでした。ところが、藪を広範囲に伐採してあり、切りっ放しで重なる枝の上に積雪しています。そのため踏み込んだ足が枝の間に落ちる落ちる!抜けにくいし、切り口は鋭く危険だし、思わぬ落とし穴でした。
そこではSさんが転ぶ珍しいシーンを何度も見ることが出来ました。そのような状況や雪の量や地図には無い細かな沢があったりしたので、Sさんがマメにコースを変更しながらPM14:40無事下山。なんと車を駐車していた場所にピタリ着いたのには驚き、皆であらためてSさんの凄さを実感致しました。
帰りは安達太良温泉であたたまりました。
 

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霧の藪はそんなに良い写真が撮れないような気がしてあまり撮りませんでした。

山ではほとんど画像を確認できないので、戻ってからいろいろと後悔が出てきます。

霧の藪林は意外と良い感じで、もっと撮っておけば良かった >_<

今回、沢の底から見た光景は 「 風の谷のナウシカ 」 に出てくる 

浄化された 「 腐海の森 」の底のような幻想的世界だったのです。

私にはそう見えました。心に焼き付けてきました ^_^; 撮ってたらどうだったかな~