記念すべき第10回目の山は
空がこんなに青いのかー! というくらい 少しの雲も見当たらないほどの晴天
カメラと登山の師匠がこんな大切な絶好の日にお付き合いくださいました。 ありがとうございます。

湯殿山へ 初・山スキーでの登山でした。
山スキーは かかとが板から離れて上げることが出来、板の裏に滑り止めのシールを貼って登ります。
滑り下りる時は かかとを板に止め、シールを剥がします。
慣れるとどんなとこでも登れるらしいのですが
「 スキーで登る、スキーが滑らない 」 という感覚がなかなかつかめません。
慣れない足元で慣れない雪の上を山頂まで4時間半かけて登りました。
途中何度も
「 ここで待ってますから、先に行ってください 」 というセリフが頭の中を通り過ぎました。
山頂の手前、厳しい場所でそのセリフが浮かんだ時、師匠は私の頭の中を見透かしたように
「 ここで戻る人もいるんだよ 」 と。 バレてる!と思い、驚きました。

帰りはここをスキーで滑って下るのです・・・
普通、山登りは周りの景色を楽しみながら登るような気がします。
この時は 後ろを見ないように~ 左右も見ないように~ 足元だけ見て進みました。
あんなに望んでいた晴天の登山でしたが、見え過ぎるのも怖いものです。
頂上からの景色です。


左のお山が姥ヶ岳 (←間違いでした4/12)、右は月山(←こっちも間違い)。
師匠は姥ヶ岳まで行きたそうでしたが 「止めましょう!」 と必死にお願いしました。
私は下りの不安でいっぱいいっぱい。 景色を見る余裕すらありません。
狭い山頂はスリル満点。 ここから滑るなんて~~~

例えるなら・・・両端ガケで幅2~3メートルの横倉のカベを降りるような気分です ( ※ナカシ~イメージ )

真下に向かってボーゲンを崩したような変な格好 ??? の私を見て
師匠 「 斜滑降 覚えたら良いよ~ 」
いえいえ、私もゲレンデでは斜めに滑ります~ ^_^;
斜め先は怖くて近づけません 

そして・・・ついに・・・秘策
スキーを外して担いで降りました・・・ ( こんな人いないでしょ )
どのくらい怖かったかというと、
斜面が落ち着いた場所で休憩したとき、カップを持つ手が震えていました。
その後、ゆるやかな場所でも自由に滑れず じれったい思いをしました。
登りの時の疲労と痛みで足が思うように動かせず、体重移動も出来ず、
ゲレンデとの違いを実感。
苦戦する中それでも、木の間をくぐり抜けながら滑る感じがとても気持ち良かった。
滑り跡の無い雪の上を自由に滑るのも。 ( 次回は自由に滑りたい )
師匠の下り予定時間30分を大幅にオーバーして2時間近くかかりました。
が、何事も無かったように記念撮影

いろいろな山があり、いろいろな登り方があるのだなぁ と思いました。